御本(読み)ゴホン

精選版 日本国語大辞典 「御本」の意味・読み・例文・類語

ご‐ほん【御本】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 )
  2. 書物の尊敬丁寧語
    1. [初出の実例]「紫の朱うばふことを悪むと云ふ文を御覧ぜられたき事ありて、御本を御覧ずれども」(出典:徒然草(1331頃)二三八)
  3. ( 「ほん」は「てほん(手本)」の略 ) 手本の尊敬語。貴人のためのお手本。
    1. [初出の実例]「太政大臣の家にわたりおはしましてかへらせ給ふ御贈物に御本奉る」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)賀・一三七八・詞書)
  4. ごほんて(御本手)」「ごほんぢゃわん(御本茶碗)」の略。
    1. [初出の実例]「御本手は略て御本ともいふ」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)二下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む