御神火(読み)ゴジンカ

デジタル大辞泉 「御神火」の意味・読み・例文・類語

ご‐じんか〔‐ジンクワ〕【御神火】

《「ごしんか」とも》火山を神聖なものと扱って、その噴火噴煙をいう語。特に、伊豆大島三原山のものをさしていう。
[類語]噴火水蒸気爆発火砕流溶岩

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精選版 日本国語大辞典 「御神火」の意味・読み・例文・類語

ご‐じんか‥ジンクヮ【御神火】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語。「ごしんか」とも ) 火山を神聖なものとし敬って、その噴火をいう語。伊豆大島の三原山などの噴煙をさしていう。
    1. [初出の実例]「わたしゃ大島御神火(ゴジンカ)育ちヨー」(出典俚謡大島節(明治初頃)東京(日本民謡集))

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世界大百科事典(旧版)内の御神火の言及

【火山】より

…【荒俣 宏】
[日本]
 地中から火や溶岩などを轟音とともに噴出する火山現象は,古くから畏怖と崇敬の対象とされてきた。日本の各地に残っている御神火(ごじんか),御山,御灰,御池(火口湖),ミホド(噴火口)など火山現象に関連した言葉はそうした気持ちを伝えており,伊豆の利島では火口跡をオアナと呼び女や不浄な人は近寄らないという。また火山の噴火は地震,雷,火災を伴い天変地異の前兆や神の怒りと信じられた。…

※「御神火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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