御野県主神社(読み)みのあがたぬしじんじや

日本歴史地名大系 「御野県主神社」の解説

御野県主神社
みのあがたぬしじんじや

[現在地名]八尾市上之島町南一丁目

上之島かみのしま集落にあり、南に御野県池がある。少し西を玉串たまくし(旧大和川の一流)が流れており、社殿西の盛土は旧玉串川の堤防跡とされる。現祭神は角凝魂命・天湯川田奈命。旧村社。「延喜式」神名帳若江郡の小社として「御野県ミノアカタ ヌシノ神社二座鍬靫」があり、当社のこととされる。祈年祭奉幣の折、鍬・靫を特別に与えられる神社であった。なお同帳の古写本である金剛寺蔵本に記された標注によれば、当社は「弘仁式」にも登載されていたことが知られる。御野県主神社は社名から、大化前代、御野に設置された大王家の直轄地を治める首長(県主)が奉祭していた神社と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む