復帰措置に関する建議書

共同通信ニュース用語解説 「復帰措置に関する建議書」の解説

復帰措置に関する建議書

沖縄が日本に復帰する前年の1971年、琉球政府屋良朝苗やら・ちょうびょう行政主席の下で作成され、米軍基地撤去などを日本政府に要請した132ページの文書。「はじめに」で「県民は基地のない平和の島としての復帰を強く望んでいる」と記した。県民の福祉を最優先に①地方自治権の確立反戦平和の理念を貫く③基本的人権の確立④県民本位の経済開発―を骨格に、復帰後の沖縄像を描いた。屋良主席が国会提出に出向いたが、直前に基地を残す返還協定が衆院特別委員会で強行採決された。

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