微塵子(読み)ミジンコ

デジタル大辞泉 「微塵子」の意味・読み・例文・類語

みじん‐こ〔ミヂン‐〕【×塵子/水蚤】

鰓脚さいきゃくミジンコ科の甲殻類。浅い池や水田にすむプランクトンの一。体は卵形の殻に包まれ、体長約2ミリ。夏には雌の単為生殖によって増え、温度が下がってくると雄も生まれるようになり、両性生殖を行う。広くは、ケンミジンコマルミジンコなども含めた総称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「微塵子」の意味・読み・例文・類語

みじん‐こミヂン‥【微塵子・水蚤】

  1. 〘 名詞 〙 節足動物門鰓脚綱枝角目の総称、またはその一種ミジンコ類は、池や水田など世界各地の淡水域に広く分布する。体長二ミリメートル内外の微小種。体は楕円形で左右二枚の薄いからで包まれ、無色・淡黄色・淡紅色などを呈する。目は複眼で大きく、二またに分かれた大きな触角を動かしてわずかに泳ぐ。ミジンコは、春から夏に単為生殖で繁殖し、秋に雄が現われて有性生殖を行なう。魚類のえさなどとして重要。〔日本昆虫学(1898)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「微塵子」の解説

微塵子 (ミジンコ)

学名Daphnia pulex
動物。ミジンコ科のプランクトン

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む