両性生殖(読み)リョウセイセイショク

デジタル大辞泉 「両性生殖」の意味・読み・例文・類語

りょうせい‐せいしょく〔リヤウセイ‐〕【両性生殖】

有性生殖うち精子など雌雄配偶子受精によって、新固体の発生が始まる生殖様式。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「両性生殖」の意味・読み・例文・類語

りょうせい‐せいしょくリャウセイ‥【両性生殖】

  1. 〘 名詞 〙 有性生殖の一つ。異形接合子の受精によって生殖すること。雌性配偶子卵子)と雄性配偶子(精子)の合体(受精)によって生殖すること。多く生物で見られる有性生殖の一般現象。
    1. [初出の実例]「亜目植蝨類〈略〉晩秋に至れば雌雄を生じ始めて両性生殖をなす」(出典:日本昆虫学(1898)〈松村松年〉昆虫の分類)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「両性生殖」の意味・わかりやすい解説

両性生殖
りょうせいせいしょく

生物の有性生殖のうちで、雌雄両配偶子の合体によって行われる生殖をいう。これに対して、雌雄配偶子のいずれか一方のみによる生殖は、単為生殖単性生殖)とよぶ。

[雨宮昭南]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android