徳久恒敏(読み)とくひさ つねとし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「徳久恒敏」の解説

徳久恒敏 とくひさ-つねとし

1846-1877 幕末-明治時代の武士,士族
弘化(こうか)3年3月生まれ。肥前佐賀藩士徳久恒範(つねのり)の弟。戊辰(ぼしん)戦争では奥羽鎮撫(ちんぶ)総督の使番役として東北地方で転戦。維新後佐賀県に出仕。明治7年佐賀の乱に敗れ,石井貞興(さだおき)と鹿児島にのがれる。10年西南戦争で薩摩(さつま)軍にくわわり,4月6日八代の萩原戦死。32歳。通称は幸次郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android