徳島兵左衛門(読み)とくしま ひょうざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「徳島兵左衛門」の解説

徳島兵左衛門 とくしま-ひょうざえもん

?-1684 江戸時代前期の治水家。
江戸深川の商人甲斐(かい)(山梨県)西郡筋(にしごおりすじ)原七郷の水利のため,用水路開削を計画。寛文5年着工する。工事は7年に甲斐府中藩の手にうつり,11年延長17kmの用水路徳島堰(せぎ)が完成,約500haを灌漑(かんがい),飯野新田,曲輪田(くるわだ)新田などがひらかれた。貞享(じょうきょう)元年死去。名は俊正。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android