徳田一穂(読み)トクダ カズホ

20世紀日本人名事典 「徳田一穂」の解説

徳田 一穂
トクダ カズホ

昭和期の小説家



生年
明治37(1904)年3月20日

没年
昭和56(1981)年7月2日

出生地
東京

学歴〔年〕
慶応義塾大学文学部〔昭和3年〕中退

経歴
徳田秋声長男。「あらくれ」の編集同人となる。かたわら小説を書き、主な小説に「縛られた女」「女の職業」「取残された町」「花影」「北の旅」「白い姉妹」、随筆集「受難芸術」などがある。自宅は「徳田秋声旧宅」として都史跡に指定されている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「徳田一穂」の解説

徳田一穂 とくだ-かずほ

1904-1981 昭和時代の小説家。
明治37年3月20日生まれ。徳田秋声の長男。「あらくれ」編集同人。昭和13年小説集「縛られた女」で注目される。つづいてインテリ青年の苦悩をえがいた「女の職業」「花影」などを発表戦後は秋声に関する原稿執筆や作品校訂に力をそそいだ。昭和56年7月2日死去。77歳。東京出身。慶大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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