忍人(読み)しのびびと

精選版 日本国語大辞典 「忍人」の意味・読み・例文・類語

しのび‐びと【忍人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人目を忍んで契った男、または女。人目をはばかりながら通って来る人。しのびづま。
    1. [初出の実例]「密夫(みそかをとこ)といふ、訪はれためりかし。かうしのひ人設けたまめる人をも、二つなく思し騒ぐ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲上)
  3. 世を隠れ忍ぶ人。隠者隠遁者。世捨人。
  4. しのび(忍)の者

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「忍人」の読み・字形・画数・意味

【忍人】にんじん

残忍な人。〔左伝、文元年〕楚子、將(まさ)に臣を以て大子と爲さんとし、(こ)れを令尹(れいゐん)子上に訪ふ。子上曰く、~是の人や、(ほう)(蜂)目にして豺聲(さいせい)、人なり。立つべからずと。

字通「忍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む