精選版 日本国語大辞典 「忍冬科」の意味・読み・例文・類語 すいかずら‐かすひかづらクヮ【忍冬科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一二属約二五〇種あり、大多数が北半球の温帯と熱帯の山岳地に分布する。低木または高木、まれに草本。葉は対生し時に托葉がある。花は両性、放射相称または左右相称で集散花序をなす。萼片は四~五で瓦状排列。花冠は四~五裂し、時に二裂片が大きくなる。雄しべは四~五で合生した花冠の途中に着く。子房下位で各室に一ないし多数の胚珠がある。果実は液果、石果、ときに痩果。この仲間は、多くの自生種が日本にあり、ニワトコ、ヤブデマリ、サンゴジュ、ヒョウタンボク、スイカズラなどで、庭木や生垣として栽培されるものも多い。にんどう科。〔生物学語彙(1884)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例