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水滸伝物 すいこでんもの

世界大百科事典 第2版の解説

すいこでんもの【水滸伝物】

中国明代の小説《水滸伝》を日本の風土にあわせて翻案した小説類の総称。西鶴の《好色一代男》に始まる浮世草子は,八文字屋本の末期に至ると当初の活力を失い類型的な気質(かたぎ)物の範疇から抜け出すことができず,沈滞し衰微するばかりであった。読書界は新風を待つこと久しかったが,18世紀中ごろ,浮世草子には見られなかった思想性,伝奇性,歴史性を持ち,和漢雅俗折衷の文体を用いる読本(よみほん)が京坂を中心に発生した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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