急急(読み)キュウキュウ

デジタル大辞泉 「急急」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐きゅう〔キフキフ〕【急急】

[形動ナリ]非常に急ぐさま。
「心―にして時々物狂ひのやうなれども」〈盛衰記一八

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精選版 日本国語大辞典 「急急」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐きゅうキフキフ【急急】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 物事が非常に急であるさま。
    1. [初出の実例]「始謂微々腸暫続、何因急々痛如煎」(出典菅家文草(900頃)二・夢阿満)
    2. 「急々なる除目かなと、辞し申しける」(出典:平治物語(1220頃か)上)

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普及版 字通 「急急」の読み・字形・画数・意味

【急急】きゆうきゆう(きふきふ)

火急。「急急如律令(によりつりよう)」はもと公文書用語。のち巫祝の用いる呪語。早々退散せよなどの意。唐・白居易〔竜を祭る文〕(も)し三日に一雨滂沱(ばうだ)たらば、是れの靈にして、亦た人の幸なり。禮報いざること無(なか)らん。其れ之れを聽け。如律令。

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