恐山大祭(読み)おそれざんたいさい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「恐山大祭」の意味・わかりやすい解説

恐山大祭
おそれざんたいさい

青森県むつ市田名部町の恐山山頂にある恐山菩提寺地蔵堂で 7月20~24日に行なわれる大祭。下北半島の恐山はいたるところに温泉が噴き出し,あたりは荒涼たる風景。昔から南部地方では死者の魂が行き着く聖地とされた。お参りすると死者の苦しみを救うことができるとされることから,多くの参詣者が集まる。20~22日に施餓鬼会の法要,22~24日には大般若祈祷が行なわれる。また,22日には恐山菩提寺の僧侶信者が駕籠行列を組んで山に登る上山式があり,24日には,僧侶たちが勤行をし,亡者供養のため賽河原もろもろの地獄めぐりをする。大祭の期間中は,各地から集まってきたイタコ本堂の周辺に小屋がけしており,各地より参集した善男善女たちは,イタコに頼んで故人の霊を降ろす口寄せをしてもらい,涙とともに死霊と対面する。

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