患難(読み)カンナン

精選版 日本国語大辞典 「患難」の意味・読み・例文・類語

かん‐なんクヮン‥【患難】

  1. 〘 名詞 〙 身に降りかかってくる災難や心配ごとなど。
    1. [初出の実例]「今は患難(クヮンナン)がないほどに正を本にしてまわるぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)一〇)
    2. 「患難(クンナン)の時にいたりて相救ふことなきをみれば」(出典:読本唐錦(1780)一)
    3. [その他の文献]〔漢書‐錯伝〕

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普及版 字通 「患難」の読み・字形・画数・意味

【患難】かん(くわん)なん

困難。くるしみ。〔史記、越王勾践世家〕越王、人と爲り長頸烏喙(うかい)、與(とも)に患を共にすべきも、與に樂しみを共にすべからず。

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