悩殺(読み)ノウサツ

デジタル大辞泉 「悩殺」の意味・読み・例文・類語

のう‐さつ〔ナウ‐〕【悩殺】

[名](スル)ひどくなやますこと。特に、女性がその美しさや性的魅力男性の心をかき乱し、夢中にさせること。「男を悩殺する目付き

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精選版 日本国語大辞典 「悩殺」の意味・読み・例文・類語

のう‐さつナウ‥【悩殺】

  1. 〘 名詞 〙 大いになやますこと。特に、女がその性的魅力で男の心をかき乱すこと。魅惑。のうさい。
    1. [初出の実例]「薔薇汝是応妖鬼、適有看来殺人」(出典菅家文草(900頃)五・感殿前薔薇、一絶)
    2. 「天性の麗質愁色の為めに掩はれず、一層人をして悩殺(ノウサツ)せしむるの風あり」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四五)
    3. [その他の文献]〔李白‐贈段七娘詩〕

のう‐さいナウ‥【悩殺】

  1. 〘 名詞 〙のうさつ(悩殺)

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普及版 字通 「悩殺」の読み・字形・画数・意味

【悩殺】のう(なう)さつ

悩ましつくす。唐・李白〔段七娘に贈る〕詩 千杯の酒、何ぞふことを辭せん 一面の紅妝(こうさう)、人を惱

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