悪手(読み)アクシュ

デジタル大辞泉 「悪手」の意味・読み・例文・類語

あく‐しゅ【悪手】

囲碁将棋などで、その場面で打つべきでないまずい手。「悪手を打つ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悪手」の意味・読み・例文・類語

あく‐しゅ【悪手】

〘名〙
① 悪辣(あくらつ)手段
人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三「一回(ひとたび)悪手(アクシュ)に囚(とら)はるれども、又計らざる助けあり」
② 囲碁、将棋などで、その場面で打つべきでないまずい手。その性質程度によって、落手緩手、疑問手などとも呼ぶ。

あし‐で【悪手】

〘名〙 (「あしで(葦手)」のもじり) 悪筆。下手な書。
壒嚢鈔(1445‐46)三「筆もつひゆがみて物のかかるるは是や難波の悪手(アシテ)なるらん」

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