愚僧(読み)グソウ

デジタル大辞泉 「愚僧」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐そう【愚僧】

[名]愚かな僧。
[代]一人称人代名詞僧侶自分をへりくだっていう語。拙僧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「愚僧」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐そう【愚僧】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 愚かな僧。
    1. [初出の実例]「一百年後、有一愚僧。於彼立寺造像高大也」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)下)
    2. 「観行もわきまへぬ愚俗愚僧の中に、此のたぐひ多し」(出典:貞享版沙石集(1283)三)
    3. [その他の文献]〔旧唐書‐傅奕伝〕
  2. [ 2 ] 〘 代名詞詞 〙 自称。僧侶が自分をへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「愚僧こそ慈悲と行徳とは闕けて候へども」(出典:延慶本平家(1309‐10)一本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「愚僧」の読み・字形・画数・意味

【愚僧】ぐそう

僧の自称。

字通「愚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android