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愛国交親社 あいこくこうしんしゃ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

愛国交親社
あいこくこうしんしゃ

明治前期の地方民権政社。1879年(明治12)3月、内藤魯一(ろいち)らによって設立された「(三河)交親社」は、名古屋方面にも組織を拡大して、1880年3月「愛知県交親社」と称し、愛国社第4回大会に臨んだ。やがて「愛知県交親社」のなかから「尾張(おわり)組」が独立して、荒川定英(さだひで)、庄林一正(しょうばやしかずまさ)らによって「愛国交親社」が成立した。草莽隊(そうもうたい)出身者、興行撃剣のメンバーを中核とした「愛国交親社」は、1882~1883年には、愛知、岐阜県を中心に広範囲にわたって貧農や都市細民を組織し、社員約2万8000人を数えた。「国権挽回(ばんかい)」を強調する「愛国交親社」と、別に再編成された内藤魯一らの「民権拡張」を主義とする「愛知自由党」とは一線を画し、愛知県中島郡朝宮村での愛国交親社員による自由党員傷害事件をきっかけに、愛国交親社に対する弾圧が強化され、1884年7月、治安を妨害するものとして、ついに解散を命ぜられた。[日比野元彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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