デジタル大辞泉
「悲愴」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひ‐そう‥サウ【悲愴】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 悲しくいたましいこと。また、そのさま。悲傷。
- [初出の実例]「悲愴の念稍々散じて、豪慨の情眉宇に溢る」(出典:佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉二)
- [その他の文献]〔白居易‐有感詩〕
- [ 2 ]
- [ 一 ] ( 原題[フランス語] Pathétique ) ベートーベン作曲のピアノソナタ第八番(ハ短調)の曲名。一七九九年完成。
- [ 二 ] ( 原題[ロシア語] Patjetičjeskaja ) チャイコフスキー作曲の交響曲第六番(ロ短調)の曲名。一八九三年作。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「悲愴」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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悲愴〔ベートーヴェン〕
ドイツの作曲家L・v・ベートーヴェンのピアノソナタ第8番(1797?-98)。原題《Pathétique》。第14番『月光』、第23番『熱情』と並び、三大ピアノソナタと呼ばれる。
悲愴〔チャイコフスキー〕
ロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーの交響曲第6番(1893)。原題《Pathétique》。チャイコフスキーの代表作の一つとして知られる。
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世界大百科事典(旧版)内の悲愴の言及
【チャイコフスキー】より
…この頃から再び充実した創作力を回復し,《交響曲第5番》(1888),《組曲第4番》(1887),バレエ音楽《[眠れる森の美女]》(1889)と《[くるみ割り人形]》(1892),オペラ《スペードの女王》(1890。プーシキン原作)と《ヨランタ》(1891),そして《交響曲第6番(《悲愴》)》(1893)など,晩年の名作を次々と生み出した。《悲愴》の初演9日後にペテルブルグで急死したが,死因は一般にコレラとされる。…
※「悲愴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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