慈照院(読み)じしよういん

日本歴史地名大系 「慈照院」の解説

慈照院
じしよういん

相国寺の塔頭本尊は十一面観音。足利義政(慈照院)の香火所。義政は延徳二年(一四九〇)一月七日に没し、相国寺塔頭大智院が香火所に予定された(蔭涼軒日録)。しかし院名を慈照院と改号することに大智院門徒が反対したため(同書同年二月二七日条など)、香火所は景徐周麟が塔主の大徳院に決定した。当時大徳院は足利義視の香火所であったが、これを大智院に移して大徳院を慈照院と改称、義政の香火所となった(「改大徳院被成慈照院最初時事」慈照院蔵など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慈照院」の解説

慈照院 じしょういん

足利義政(あしかが-よしまさ)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android