慶光院周清(読み)けいこういん・しゅせい

朝日日本歴史人物事典の解説

没年:慶安1.9.2(1648.10.18)
生年:生年不詳
江戸前期の尼。伊勢上人といわれた伊勢慶光院第5代院主。伊勢内外宮の正遷宮を果たした4代周養上人の姪で,上人を助けて功があった。江戸幕府や春日局の信任が厚かった。豊臣秀頼の怨霊に悩まされる千姫の依頼で,怨霊鎮めの祈祷を行っている。その願文をみると,秀頼や母淀殿の信頼も得ていたらしい。東福門院和子の帰依もあって,京都に邸宅を貰っている。寺領ももとの100石から400石余に増やした。八十余歳で没。墓は伊勢市宇治浦田町の慶光院墓地にある。<参考文献>桑田忠親「周清上人の願文と其由来」(『歴史地理』57巻5号)

(脇田晴子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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