慶宮寺(読み)けいくうじ

日本歴史地名大系 「慶宮寺」の解説

慶宮寺
けいくうじ

[現在地名]畑野町宮川

低位台地上の字宮の前みやのまえにあり、地続き一宮いつくう神社がある。真言宗豊山派、神護山と号し、本尊大日如来。もとは一宮神社の別当であった。「佐渡国寺社境内案内帳」によると、門末や門徒寺五三ヵ寺があり、真言宗寺院では国分寺(現真野町)に次いで多い。開基年代不詳。寺名は順徳上皇の佐渡での第一皇女慶子が当寺で没したことによると伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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