憲法研究会(読み)けんぽうけんきゅうかい(その他表記)Xian-fa yan-jiu-hui; Hsien-fa yen-chiu-hui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「憲法研究会」の意味・わかりやすい解説

憲法研究会
けんぽうけんきゅうかい
Xian-fa yan-jiu-hui; Hsien-fa yen-chiu-hui

中国,民国初期の政治団体。 1916年6月,袁世凱が急死すると旧約法が復活し,8月から国会が再開されることとなった。旧国民党穏健派の張継,急進派の居正,旧進歩党の孫洪伊らは,連合して憲法商権会を結成した。これに対抗して旧進歩党の湯化龍らの憲法討論会と梁啓超らの憲法研究同志会とが,8月末合同して憲法研究会を結成した。段祺瑞内閣の与党としての役割を果し,17年の国会解散,南北国会対立の際,北方で活動したが安徽派 (→安福派 ) に押され,その勢力は衰退した。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「憲法研究会」の解説

憲法研究会
けんぽうけんきゅうかい

1945年(昭和20)12月27日発表の憲法草案要綱を起草した研究会。高野岩三郎杉森孝次郎・森戸辰男・鈴木安蔵らをメンバーとする。第1回会合は同年11月5日新生社で開催

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