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憲法義解 けんぽうぎげ

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大辞林 第三版の解説

けんぽうぎげ【憲法義解】

明治憲法・皇室典範の逐条解説書。1889年(明治22)刊。

出典|三省堂
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世界大百科事典 第2版の解説

けんぽうぎかい【憲法義解】

伊藤博文の著書。1889年(明治22)刊。この年発布された大日本帝国憲法および皇室典範の逐条解説書で,〈大日本帝国憲法義解〉と〈皇室典範義解〉の2部から成る。両者を合わせたものが公刊以来《憲法義解》と呼ばれている。両法案が枢密院に諮詢された際,各条項ごとに説明を付した原案理由書ともいうべき文書が配布された。井上毅が執筆し伊藤が加除修正してできたものであった。両法が制定されるや,この文書に対し伊藤が中心となり井上ほかの草案起草関係者に専門学者を加えた審査委員会をつくり,綿密な共同審査を行って完成したのが本書である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

憲法義解
けんぽうぎげ

「けんぽうぎかい」とも読む。大日本帝国憲法と皇室典範の半官的な逐条説明書。初めは枢密院書記官長井上毅(こわし)が起草し、枢密院において大日本帝国憲法・皇室典範の草案審議がなされた際の原案理由書として提出された。これを1889年(明治22)2~3月、伊藤博文(ひろぶみ)、井上ら草案起草関係者と穂積陳重(ほづみのぶしげ)ら帝国大学教授が共同審査し、6月伊藤の私著として『帝国憲法皇室典範義解』という書名で国家学会から公刊された。同月には伊東巳代治(みよじ)の翻訳により「帝国憲法義解」の部分が英訳本として出版されている。[粟屋憲太郎]
『『憲法義解』(岩波文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の憲法義解の言及

【国体思想】より

…しかし明治10年代までは近代西欧思想の流入もあり,自由民権思想のなかにみられた契約国家論,国約憲法論や,イギリス君主制の〈君臨すれども統治せず〉を是とする福沢諭吉の《帝室論》(1883)等,さまざまな見解が存在した。明治憲法制定過程においては立憲政治への移行が国体の変更であるか否かが政府内で議論されたが,最終的には立憲政治への移行は政体の変更で国体の変更ではありえないことに決着し,伊藤博文の公認の憲法解釈書《憲法義解》にそのことが示された。そして明治憲法によって国体の基礎的原理が示され,教育勅語によってその解釈基準が示されたものとされた。…

※「憲法義解」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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