帝国憲法義解(読み)テイコクケンポウギカイ

デジタル大辞泉 「帝国憲法義解」の意味・読み・例文・類語

ていこくけんぽうぎかい〔テイコクケンパフギカイ〕【帝国憲法義解】

大日本帝国憲法」の解釈書。1巻。伊藤博文著。明治22年(1889)刊。

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精選版 日本国語大辞典 「帝国憲法義解」の意味・読み・例文・類語

ていこくけんぽうぎかいテイコクケンパフギカイ【帝国憲法義解】

  1. 「大日本帝国憲法」の解釈書。一巻。伊藤博文著。明治二二年(一八八九)刊。起草責任者であった著者が審議の参考に供した逐条的な説明書を憲法発布直後手直しを加えて公刊したもの。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「帝国憲法義解」の解説

帝国憲法義解
ていこくけんぽうぎかい

大日本帝国憲法の逐条解説書。伊藤博文の名で1889年(明治22)6月に国家学会から刊行。88年の枢密院での憲法・皇室典範井上毅(こわし)の説明書を第一稿とし,憲法部分に伊藤が校閲批評を書き入れ,伊東巳代治(みよじ)・穂積陳重(のぶしげ)・富井政章(まさあきら)らの審査会で検討・修正して完成。半官的注釈書の性格をもった。「日本書紀」「古事記」「続日本紀」などの古典やヨーロッパの法理論を援用して解説。伊東により英訳もされた。「岩波文庫」所収。

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