懇到(読み)コントウ

デジタル大辞泉 「懇到」の意味・読み・例文・類語

こん‐とう〔‐タウ〕【懇到】

[名・形動]きわめて丁寧で行き届いていること。また、そのさま。懇篤。懇切。
私塾を設立し、親切―に教授しければ」〈福田英子・妾の半生涯〉

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精選版 日本国語大辞典 「懇到」の意味・読み・例文・類語

こん‐とう‥タウ【懇到】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ていねいでゆきとどいていること。非常に親切なこと。また、そのさま。懇切。
    1. [初出の実例]「長三聞之説諭懇到衆民をして安堵業に就しめたり」(出典:新聞雑誌‐四三号・明治五年(1872)五月)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐陸贄伝〕

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普及版 字通 「懇到」の読み・字形・画数・意味

【懇到】こんとう(たう)

まごころをつくす。〔後漢書独行、諒輔伝〕今、郡の太守、改して己を責め、民の爲にり、懇到なるも、未だ感徹らず。輔、今敢(あへ)て自らせん~と。是(ここ)に於て柴を積み、(かうばう)を聚めて、以て自ら(めぐ)らし、火を其の傍らへ、將(まさ)に自ら焚(や)かんとす。

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