(読み)カイ

デジタル大辞泉 「懈」の意味・読み・例文・類語

かい【懈】[漢字項目]

[音]カイ(漢) ケ(呉) [訓]おこたる
おこたる。なまける。「懈惰かいだ懈怠かいたい懈怠けたい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「懈」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] カイ・ケ
[字訓] おこたる

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は解(かい)。〔説文〕十下に「怠るなり」とみえる。〔詩、大雅、烝民〕に「夙夜解(おこた)るに匪(あら)ず」、〔墨子、尚賢下〕に「心を攸(うれ)ひ、體を解(おこた)る」とあり、解・懈を通用する。

[訓義]
1. おこたる。
2. とく、ゆるむ。
3. つかれる。

[古辞書の訓]
名義抄〕懈 オコタル・モノウシ・タユム 〔字鏡集〕懈 オコタル・モノウシ・ユルナリ・タユム

[語系]
懈・解keは同声で、通用。〔詩、大雅、烝民〕を〔孝経〕に引いて、「夙夜懈るに匪ず」に作る。

[熟語]
懈意懈渙・懈懈忽懈弛懈沮懈粗懈息懈惰・懈堕懈怠懈体・懈懈慢
[下接語]
沮懈・堕懈・体懈・怠懈・労懈

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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