懸腕直筆(読み)けんわんちょくひつ

精選版 日本国語大辞典 「懸腕直筆」の意味・読み・例文・類語

けんわん‐ちょくひつ【懸腕直筆】

  1. 〘 名詞 〙 書法一つ紙面に対して筆を直角に保ち、腕をあげ、ひじを脇につけないで宙に浮かせて書く方法。腕の動きが自由であるため、大字を書くのに適する。懸腕法懸腕
    1. [初出の実例]「故に支那流なれば、懸腕直筆など云ふ面倒を生ず」(出典:日本文章論(1886)〈末松謙澄〉三)

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四字熟語を知る辞典 「懸腕直筆」の解説

懸腕直筆

書法の一つで、紙面に対して筆を直角に保ち、腕をあげ、ひじを脇につけないで宙に浮かせて書く方法。

[使用例] 詩箋の端に文鎮を載せ、懸腕直筆の形で悠々として紹介の手紙を書き出した[永井荷風冷笑|1909~10]

[解説] 腕の動きが自由であるため、大字を書くのに適した書法。

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