(読み)ジュ

普及版 字通 「戍」の読み・字形・画数・意味


6画

[字音] ジュ
[字訓] まもる

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
戈(か)+人。人が戈(ほこ)を負って守る意。〔説文十二下に「邊を守るなり。人の戈を持つに從ふ」とあり、征戍・戍守のことをいう。〔詩、曹風、候人〕に「戈と殳(しゆ)とを何(にな)ふ」という句がある。

[訓義]
1. まもる、まもり。
2. たむろ、軍の駐屯するところ。
3. とめる、ふせぐ。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕戍 マホル・マモル・サイキル・トドム・タスク 〔立〕戍 ウク・アトフ・カイソク・ホル・タスク・トドク・マホル・サイキル・マロフ・タチソク・タガフ・ヒトヤドリ

[熟語]
戍衛・戍役戍煙・戍火・戍歌・戍客戍旗・戍御戍鼓・戍士・戍守・戍所・戍城・戍人・戍卒戍兵・戍辺戍堡戍塁戍楼
[下接語]
衛戍・遠戍・久戍・勤戍・遣戍・孤戍・行戍・守戍・征戍・卒戍・戍・置戍・鎮戍・屯戍・兵戍・辺戍・野戍・徭戍・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android