我が党(読み)ワガトウ

デジタル大辞泉 「我が党」の意味・読み・例文・類語

わが‐とう〔‐タウ〕【我が党】

[名]
自分が所属する党。「我が党総裁
自分の仲間同志。「我が党の士」
[代]
一人称人代名詞。私。自分。
「―は常陸ひたちからつん出た順礼さでおんぢゃり申す」〈浄・碁盤太平記
二人称の人代名詞。おまえ。
「―も家業の事ぢゃ、そんがいだけは許す」〈滑・続膝栗毛・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「我が党」の意味・読み・例文・類語

わが【我が】 党(とう)

  1. われわれの仲間。同志。また、われわれ。われら。自分たち。
    1. [初出の実例]「町ものの拵の俳諧にも我党五三人は見あき候へども」(出典:森川許六宛芭蕉書簡‐元祿七年(1694)二月二五日)
  2. 自分の党派。自分の政党自党
    1. [初出の実例]「吾党は日本国に於て吾党と主義を共にし目的を同じくする者と一致協同して以て吾党の目的を達すべし」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉日本の社会運動)

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