我身にたどる姫君(読み)わがみにたどるひめぎみ

百科事典マイペディア「我身にたどる姫君」の解説

我身にたどる姫君【わがみにたどるひめぎみ】

鎌倉時代の長編物語。8巻。作者不詳。関白皇后との密通によって生まれた姫君の周辺の,王家摂関家の4世代約45年間にわたる錯綜した関係を描く。《風葉和歌集》には巻4までに所収の7首が入集。後半部にあたる巻4以降は中心となる人物はいないまま,現実にはこの時代にはなかった女帝即位・統治(巻5)や,そのの前斎宮の乱れた性愛生活が戯画的に描かれること(巻6)など特徴的である。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

巡視船

海上保安庁に所属し海上の警備と救難業務を行なう船。外洋で行動する大型で航洋性があるものを巡視船といい,港内や湾内などのかぎられた水域で行動する 100総t程度以下の小型のものを巡視艇と呼ぶ。武器として...

巡視船の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android