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戦略市場計画 せんりゃくしじょうけいかくstrategic marketing plan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

戦略市場計画
せんりゃくしじょうけいかく
strategic marketing plan

D.F.エーベルと J.S.ハモンドによる同名の著書 (1979年) から生まれたタームで,1970年代以降,多角化した大規模企業において用いられる有力な市場計画の手法。戦略市場計画は,第1に企業が多角化し,その管理運営の問題が重大になったこと,第2に資金調達が困難化した環境下で,限られた資源の有効配分への関心が高まった,という時代要請から生まれた。多角化した企業が直面するそれぞれの市場での機会は,当然,市場ごとに大きく異なる。戦略市場計画の中心的考え方は,(1) 各事業は企業全体として限られた資源を使って,それぞれの機会を最高度に活用するように定義されるべきであり,(2) 各事業単位の使命あるいは目的は,各事業の市場環境や保有する資源の違いを考慮し設定されなければならないという点である。具体的には,次のような手順で計画策定を行なう。 (1) 事業定義,製品・市場の広がり定義と,製品・市場をどれだけ細かく細分するかのセグメンテーション。 (2) 事業の使命 (目的) の決定,市場機会と能力の分析からの目標決定。 (3) 機能の政策決定,各機能部門における展開。 (4) 予算設定,特定の短期計画と予算設定による資源配分決定。このようにして,企業の全体的方針と個々の事業方針との統合,そして企業全体としての収益性と成長性のバランスを確保することが可能となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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