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大館盆地 おおだてぼんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大館盆地
おおだてぼんち

秋田県北部,米代川沿いの断層盆地大館市の市街地一帯に広がる。東西 8km,南北 18km,面積 230km2。盆地の周囲は新第三紀層の山地からなり,東縁は南北方向,北縁は北東から南西,南縁は南東から北西方向に断層崖が延びる。盆地の周辺には洪積台地が発達し,川沿いに沖積低地がある。低地は水田に利用され,周辺の山地には秋田杉美林が多い。特に新沢国有林は有名。盆地の北部,釈迦内,松峰付近で黒鉱が発見され多量に産出されたが,1994年に閉山した。秋田犬,声良鶏(こえよしどり)の本場で,その飼育が盛ん。

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デジタル大辞泉の解説

おおだて‐ぼんち〔おほだて‐〕【大館盆地】

秋田県北東部、米代(よねしろ)川の上流にある盆地。面積230平方キロメートル。中央部の沖積低地では米作が盛んで、周辺の山地は秋田杉の美林で知られる。中心都市は大館市

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世界大百科事典 第2版の解説

おおだてぼんち【大館盆地】

秋田県北部,米代川中流の盆地。奥羽出羽山地間に介在し,東の花輪盆地,西の鷹巣盆地には,先行性の米代川の渓谷で通ずる。東西約10km,南北約18kmの不等辺三角形を呈し,面積約130km2。断層盆地で,東縁は秋葉山断層崖,南西縁は薬師森断層崖で限られる。盆地の北東部は長木川の,南西部は犀(さい)川のゆるやかな扇状地状堆積で,旧堆積面は洪積台地となる。大館市街地のある台地は,標高60~80m,比高10~15mを示す。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔秋田県〕大館盆地(おおだてぼんち)


秋田県北東部、米代(よねしろ)川中流域に広がる断層盆地。奥羽(おうう)山脈と出羽(でわ)山地の間に位置する。中心都市は大館市。標高約40~100mの盆地床は洪積台地・沖積(ちゅうせき)低地の2段に分かれる。秋田杉の美林に囲まれ、木工業が盛ん。銅鉱床・黒鉱などに恵まれ、かつては鉱業が盛んだったが、鉱山は近年あらかた閉山した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大館盆地
おおだてぼんち

秋田県北部、奥羽山脈と出羽(でわ)山地の間にある陥没盆地。米代(よねしろ)川の上流に位置する。東西8キロメートル、南北18キロメートル、面積230平方キロメートル。盆地の形は北に開いたV字型である。盆地の形成は鮮新世(500万~170万年前)後期の山地の隆起で始まり、更新世(170万~1万年前)前期の盆地床の沈降による。盆地床は4段の段丘と米代川およびその支流沿いの沖積低地からなる。最高位以外の段丘の堆積(たいせき)物は、十和田(とわだ)火山に由来する軽石質火山灰とその二次生成物である。沖積低地は水田に利用され、四周にはアキタスギ(秋田杉)の美林が多い。盆地の地表下数百メートルには黒鉱鉱床が分布し、花岡、釈迦内(しゃかない)、松峰、餌釣(えづり)などの鉱山が開発された。盆地の中心は大館市。[宮崎禮次郎]

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世界大百科事典内の大館盆地の言及

【秋田[県]】より

…農業(米作,畑作,畜産)を基本に,林業が経済基盤を培うが,しばしばおこる冷害克服が課題である。大館盆地を中心とする大館地方は鹿角地方と弘前地方との漸移帯で,両地方との類似点が少なくない。この地方は県内では開発が最も遅れた地域で,式内社や古い神社を欠くこと,阿仁の山間部にまたぎ集落が分布することなどにもそのことが裏付けられる。…

※「大館盆地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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