手回しオルガン(読み)テマワシオルガン

デジタル大辞泉 「手回しオルガン」の意味・読み・例文・類語

てまわし‐オルガン〔てまはし‐〕【手回しオルガン】

ハンドルを手で回して演奏する小型のオルガン。仕組みはオルゴールに似ており、ピンをつけたシリンダーを回転させると、ピンが鍵盤けんばんを押さえて音が出る。手回し風琴。街角で大道音楽師が使うことから、ストリートオルガンともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手回しオルガン」の意味・読み・例文・類語

てまわし‐オルガンてまはし‥【手回オルガン】

  1. 〘 名詞 〙 ( オルガンは[ポルトガル語] orgão ) オルゴールに似た構造・音色の古典的な自動オルガン一種。一八、九世紀のイギリス普及金具を立てた木製円筒が回転すると、金具が鍵を押え、讚美歌などの旋律を奏する仕組みになっている。小型のものは大道商人街頭で手回しで奏し、人寄せに使う。てまわしふうきん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android