手控える(読み)テビカエル

デジタル大辞泉 「手控える」の意味・読み・例文・類語

て‐びか・える〔‐びかへる〕【手控える】

[動ア下一][文]てびか・ふ[ハ下二]
心おぼえに書きとめておく。「到着時刻を―・える」
予備として手元に残しておく。「著書を数冊―・えておく」
物事をひかえめにする。「批評を―・える」
相場で、売買を見送ってようすをみる。「ドル買いを―・える」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手控える」の意味・読み・例文・類語

て‐びか・える‥びかへる【手控】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]てびか・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙
  2. 予備その他のために手許に取っておく。また、心おぼえに手許に書きとめておく。
  3. 物事をするのをさしひかえる。ひかえめにする。
    1. [初出の実例]「どこの本屋も皆出版を手控へてゐるんだから」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と赤い月)
  4. 取引市場で、買手が進んで買わず、また、売手が進んで売り込まずに見送る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む