①は、元来、魚を三枚におろしたときの左半身(はんみ)を意味した。語源について、狂言の「鱸庖丁」の台詞から、魚肉を切ってはまな板に打ちつけて製するための称とする説がある。次第に式三献の際の生魚肉の総称となり、さらに、式三献における二の膳をも意味するようになった。しかし「さしみ」が一般化すると、室町末期にはほぼ「さしみ」と同義で使われるようになり、「うちみ」はやがて廃れた。
…作り身,お作りなどともいい,日本料理を代表する品目である。古く〈指身〉〈指味〉〈差味〉〈刺躬〉などと書き,〈打身(うちみ)〉とも呼んだ。京都吉田神社の神官であった鈴鹿家の記録である《鈴鹿家記》応永6年(1399)6月10日条に見える〈指身 鯉,イリ酒,ワサビ〉の記事などが文献に見える最も古い例である。…
※「打身」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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