打撲傷(読み)ダボクショウ

世界大百科事典 第2版の解説

だぼくしょう【打撲傷】

種々な程度の鈍力によって生ずる損傷で,表面の皮膚に創傷がないものをいう。打撲傷と挫傷contusionとはほとんど同意語として使われているが,厳密にいえば挫傷のうち打撲によるものが打撲傷である。いわゆる〈うちみ〉のこと。身体各部の外力に対する抵抗は,皮下組織や小血管が弱く,やや大きな血管,筋肉,筋膜,腱,神経などは抵抗がより強く,最も抵抗の強いのが皮膚である。むちや棒きれなどで打たれたときにできる〈みみずばれ〉では,皮膚の発赤とはれがみられるが,これは皮膚血管の拡張と軽度の滲出による。

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大辞林 第三版の解説

だぼくしょう【打撲傷】

物に打ちつけたり、たたかれたりしてできた傷。打ち身。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

打撲傷
だぼくしょう
contusion

鈍性の外力で生ずる傷で、俗に打ち身といわれ、転倒、転落、スポーツなど日常の軽い事故で生ずる。皮膚に傷がなく、皮下組織、筋肉などの軟組織の挫滅(ざめつ)により、疼痛(とうつう)、腫脹(しゅちょう)をきたし、俗に瘤(こぶ)といわれる皮下血腫を形成することがある。疼痛、腫脹に対しては冷湿布と消炎鎮痛剤の投与を行うが、疼痛がとれれば温湿布で挫滅組織の吸収を早くする。なお、外力が強いときは、臓器損傷を考慮した慎重な検査と観察が必要である。[荒木京二郎]

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