技癢(読み)ギヨウ

デジタル大辞泉 「技癢」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐よう〔‐ヤウ〕【技×癢/×癢】

自分技量を見せたくて、うずうずすること。
「非常な興味を以て読んだ。そして―を感じた」〈鴎外ヰタ‐セクスアリス

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精選版 日本国語大辞典 「技癢」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐よう‥ヤウ【技癢・伎癢】

  1. 〘 名詞 〙 自分の技量を示したくてもどかしく思うこと。腕がむずむずすること。
    1. [初出の実例]「時有宣域毛元鋭者、不技癢、自旁而出拍而歌曰」(出典空華集(1359‐68頃)一四・謝京師諸公恵詩書)
    2. 「徂徠右の著述あるは豪博の才技癢(ギヤウ)に堪ざるにも由るべきなれども」(出典:授業編(1783)一〇)
    3. [その他の文献]〔風俗通‐巻六・声音筑〕

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普及版 字通 「技癢」の読み・字形・画数・意味

【技癢】ぎよう(やう)

才能技芸をみせたくてもどかしく思う。金・元好問〔論詩、三十首、三十〕詩 樹を撼(うご)かす蜉(ひふ)(かげろう)、自ら狂なるを覺ゆ 書生の技癢、論量を愛す

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