投込む(読み)ナゲコム

デジタル大辞泉 「投込む」の意味・読み・例文・類語

なげ‐こ・む【投(げ)込む】

[動マ五(四)]
投げて入れる。また、無造作に投げ入れる。「郵便受けに散らしを―・む」
野球で、投手が数多く投球練習をする。「十分に―・んでから登板する」
[類語]投げ入れる放り込む投ずる投入投函

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「投込む」の意味・読み・例文・類語

なげ‐こ・む【投込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
  2. 投げて入れる。無造作に投げ入れる。なげいれる。
    1. [初出の実例]「速此功力を以、彼科を救はんと思ふ莫太(ばくだい)行業を、併三悪道に抛籠(ナゲコミ)、其力を以、日本国の大魔縁となり」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)下)
    2. 「男の手にて文を調へ、袂になげ込(コミ)」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)一)
  3. 生花で、花を一定の形に従わずに、投げ込んだように生ける。なげいれる。
    1. [初出の実例]「籠花活に軽い一輪をざっくばらんに投(ナ)げ込(コ)んだ」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一〇)

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