投ずる(読み)トウズル

デジタル大辞泉 「投ずる」の意味・読み・例文・類語

とう・ずる【投ずる】

[動サ変][文]とう・ず[サ変]
投げる。投げ入れる。投じる。
㋐物を投げる。ほうる。「白球を―・ずる」「一石を―・ずる」
㋑投げ込むようにして入れる。投げ入れる。「一票を―・ずる」「滝壺に身を―・ずる」「獄に―・ずる」
㋒離れた所から届くようにする。投げかける。「光を―・ずる」
途中でやめてしまう。投げ出す。「筆を―・ずる」
㋔ある環境の中に自分から進んで身を置く。「反対運動に身を―・ずる」
資金労力などを、惜しまずつぎ込む。「財を―・ずる」
㋖薬などを与える。投与する。「解熱剤を―・ずる」
自分自身を入れ置く。投じる。
㋐うまく利用する。つけいる。乗ずる。「時流に―・ずる」
㋑宿をとる。宿泊する。「旅宿に―・ずる」
㋒降参する。投降する。「敵の軍門に―・ずる」
㋓互いに合う。一致する。「嗜好に―・ずる」「意気あい―・ず」
[類語](1投げる放るほうり投げるほっぽるぶん投げる投げつける投げ入れる投げ込む放り込む投入投函

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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