抗凝固剤(読み)コウギョウコザイ(その他表記)anticoagulants

デジタル大辞泉 「抗凝固剤」の意味・読み・例文・類語

こうぎょうこ‐ざい〔カウギヨウコ‐〕【抗凝固剤】

血液凝固しないようにする薬剤血栓症心筋梗塞しんきんこうそく治療輸血などの際に用いられる。ヘパリンワルファリンなど。抗凝血薬抗凝固薬。→抗血小板剤

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抗凝固剤」の意味・わかりやすい解説

抗凝固剤
こうぎょうこざい
anticoagulants

血液の凝固を防止する薬剤。クエン酸塩,シュウ酸塩,ヘパリン,デキストランおよび硫酸ナトリウムなどがある。輸血,赤沈の際にはクエン酸ナトリウム,血液検査用には二重シュウ酸塩を用いる。ヘパリンは理想的であるが高価である。

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栄養・生化学辞典 「抗凝固剤」の解説

抗凝固剤

 →抗凝固薬

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世界大百科事典(旧版)内の抗凝固剤の言及

【保存血】より

…輸血用血液は,採取した血液に抗凝固剤であるACD液またはCPD液(いずれもクエン酸,クエン酸ナトリウム,ブドウ糖からなり,後者にはリン酸水素ナトリウムNaH2PO4が加わる)を加え,主として赤血球の代謝を抑えるために4~6℃で保存されるが,保存血には全血と濃厚赤血球が含まれるが,現在濃厚赤血球は全血よりバフィコート(白血球と血小板を含む成分),血漿のほとんどを除き,新しい保存液MAP液(マニトール,アデニン,フォスフェート)を加えた赤血球MAPを指す。したがって採血後21日目までのこれらの輸血用血液の名称である。…

※「抗凝固剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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