デジタル大辞泉 「折据え」の意味・読み・例文・類語 おり‐すえ〔をりすゑ〕【折(り)据え】 1 茶道の七事式の花月などで用いる札入れ。檀紙だんし・奉書などで折ったもの。2 紙を折っていろいろな物の形を作ること。「ある時は―をあそばし」〈浮・一代男・一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「折据え」の意味・読み・例文・類語 おり‐すえをりすゑ【折据・折居】 〘 名詞 〙① 紙を折っていろいろの形を作ること。折形。折紙(細工)。[初出の実例]「或時はおり居(スエ)をあそばし、比翼の鳥のかたちは是ぞと給はりける」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)一)② 香道で、香の回るごとに聞きわきまえた香札を入れる物。金銀等の装飾紙を貼った鳥子紙を畳んだもの。大きさは二寸五分四方が標準。茶道で花月の札入れ、また一二三(いちにさん)の大型の札入れもいう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例