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花月 カゲツ

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デジタル大辞泉の解説

か‐げつ〔クワ‐〕【花月】

花と月。
風流な遊び。
フチベニベンケイ
[補説]曲名別項。→花月

かげつ【花月】[謡曲]

謡曲。四番目物。旅僧が清水(きよみず)寺で、花月という喝食(かっしき)になっているわが子に再会、花月は曲舞(くせまい)羯鼓(かっこ)などの芸尽くしを見せる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

花月 かげつ

能「花月」の主人公の少年。
7歳のとき天狗(てんぐ)にさらわれ,父と生き別れとなる。父は僧となり,子をたずねて各地をめぐり,京都清水寺をおとずれる。縁起の曲舞(くせまい)をまっている少年がわが子とわかり,ともに仏道修行に旅だつ。

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デジタル大辞泉プラスの解説

花月

長崎県長崎市にある料亭。1642年、遊郭「引田屋」として創業。文人墨客や、坂本龍馬など幕末の志士も多く訪れた県の指定史跡卓袱料理が名物。

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世界大百科事典 第2版の解説

かげつ【花月】

能の曲名。四番目物世阿弥時代からある能。作者不明。シテは花月と名のる少年。7歳の子を見失ったことから出家した僧(ワキ)が,都の清水寺に行くと,花月と名のる少年がいる。花月は,門前の者(アイ)と小歌を楽しんだり,花の枝のウグイスを弓でねらったり(〈弓ノ段〉),清水寺縁起の曲舞(くせまい)を舞ったりして興じている(〈クセ〉)。僧がよく見ると成長したわが子なので,対面を喜ぶ。花月は,門前の人との別れに舞を舞い(〈羯鼓(かつこ)〉),幼時天狗にさらわれて諸国の山々を巡った思い出を物語った末,父に伴われて修行の旅に出る。

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大辞林 第三版の解説

かげつ【花月】

花と月。
自然の景物。また、風流ごと。

かげつ【花月】

能の一。四番目物。天狗にさらわれた花月という少年が、京の清水寺で喝食かつしきとなって小歌・曲舞くせまいを演じているところを父が捜し当てるという筋。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

花月
かげつ

能の曲目。四番目物。五流現行曲。世阿弥(ぜあみ)の伝書『三道(さんどう)』に記載のある古作の能。美少年に中世の流行芸能のさまざまを演じさせる趣向である。7歳の子と生き別れた男(ワキ)は僧となって全国を回り、京都へやってくる。清水(きよみず)寺で門前の者(アイ)になにか都のおもしろいものをと頼む。呼び出された少年花月(シテ)は、恋の小唄(こうた)、中世の流行唄(はやりうた)を謡い、清水寺の縁起をクセ舞に舞う。僧はわが子であることを知り、親子の再会となる。都の名残(なごり)にと花月は羯鼓(かっこ)を打って舞い、天狗(てんぐ)にさらわれて諸国を遍歴したありさまを語って、父子ともども仏道修行に旅立っていく。無邪気で明るく、これも中世に流行した禅の軽みを加え、美少年愛好の室町時代が匂(にお)い立つ小品の能である。[増田正造]

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