抱返り渓谷(読み)だきがえりけいこく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抱返り渓谷」の意味・わかりやすい解説

抱返り渓谷
だきがえりけいこく

秋田県東部,雄物川の支流玉川上流部にある渓谷仙北市に属する。生保内盆地 (おぼないぼんち) と横手盆地の間の山地を玉川が横切るところに形成された先行性の渓谷。 JR田沢湖線神代駅の東約 3kmにある抱返り神社付近から約 14kmの間は,柱状節理 (→節理 ) のよく発達した安山岩。これを玉川が下刻して,奇岩,瀑布急流深淵などを形成する。マツスギツツジカエデブナなどの樹林が密生し,紅葉の名所となっている。阿仁田沢総合開発の一環として 1953年夏瀬発電所が完成,貯水池ができた。近くには夏瀬温泉がある。田沢湖抱返り県立自然公園に指定。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む