抱関撃柝(読み)ホウカンゲキタク

デジタル大辞泉 「抱関撃柝」の意味・読み・例文・類語

ほうかん‐げきたく〔ハウクワン‐〕【抱関撃×柝】

門番夜回り身分の低い役人のこと。
「―辞す可からざる今の場合」〈蘆花思出の記

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精選版 日本国語大辞典 「抱関撃柝」の意味・読み・例文・類語

ほうかん‐げきたくハウクヮン‥【抱関撃柝】

  1. 〘 名詞 〙 門を守る人と、拍子木を撃って夜警をする人。身分の低い小役人をいう。
    1. [初出の実例]「若ししひて奉公をのぞみ士たらんことを求めば、〈略〉抱関撃柝(げきたく)のつとめやすきつとめをなして身を終るべし」(出典山鹿語類(1665)二一)
    2. [その他の文献]〔孟子‐万章・下〕

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四字熟語を知る辞典 「抱関撃柝」の解説

抱関撃柝

門番と夜警。身分の低い役人のたとえ。

[使用例] 抱関撃柝の小吏も、今日は車馬高軒の大臣となり[井上勤訳*狐の裁判|1884]

[解説] 「抱関」は門番、「撃柝」は拍子木を打って夜警をする人。

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