担ひ買ひ(読み)ニナイガイ

デジタル大辞泉 「担ひ買ひ」の意味・読み・例文・類語

にない‐がい〔になひがひ〕【担ひ買ひ】

天秤棒てんびんぼうに掛けてかつぐときのように、一人二人遊女を同時に買うこと。
島原野風新町荻野、この二人を毎日―して」〈浮・五人女・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「担ひ買ひ」の意味・読み・例文・類語

にない‐がいになひがひ【担買・荷買】

  1. 〘 名詞 〙 天秤棒(てんびんぼう)両端に物をつるしてかつぐように、ひとりふたりの遊女を同時に買うこと。
    1. [初出の実例]「亭主はなをおこりて嶋原の野風新町の荻野此二人を毎日荷(ニナ)ひ買(カイ)して」(出典浮世草子好色五人女(1686)二)

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