拓版(読み)たくはん

改訂新版 世界大百科事典 「拓版」の意味・わかりやすい解説

拓版 (たくはん)

凹凸のある物体に紙をのせて上から鉛筆クレヨンなどで摩擦し,あるいは墨,絵具を含ませたたんぽでたたくなどして形を写し取る凸版の一技法。中国では2世紀以後,碑銘を写すために常用された。ヨーロッパでも中世末から教会内の碑銘や墓碑銘を写し取るのに用いられた。現代ではM.エルンストが作品集《博物誌》にこの技法を用い,以後フロッタージュ名称で現代絵画の一造形技法となっている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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