拱く(読み)タンダク

デジタル大辞泉 「拱く」の意味・読み・例文・類語

たんだ・く【×拱く】

[動カ四]《「たむだく」の音変化》両手を組む。両手を合わせて拝礼する。転じて、ある方向に向かう。
人間の水は南、星は北に―・くの、あま海面うみづら雲の波」〈謡・天鼓

た‐むだ・く【×拱く】

[動カ四]《「むだく」の意》腕を組む。
「―・きてわれはいまさむ」〈・九七三〉

こまぬ・く【×拱く】

[動カ五(四)]
腕組みをする。
「手ヲ―・イテ立ツ」〈和英語林集成
(「腕をこまぬく」などの形で)何もしないで傍観する。「手を―・いて待つ」

こまね・く【×拱く】

[動カ五(四)]こまぬく」の音変化。「腕を―・いてみている」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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