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持続可能な開発 じぞくかのうなかいはつsustainable development

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

持続可能な開発
じぞくかのうなかいはつ
sustainable development

将来の世代の経済発展の基盤をそこなわない形で行われる経済開発のこと。 1987年に国連環境と開発に関する世界委員会 (ブルントラント委員会) がその報告書のなかで明確にした考え方。人口増加圧力や貧困の問題を解決するためには,経済成長や開発は不可欠であるが,同時にそれが環境破壊や資源枯渇を引起すこともしばしばである。近年は開発によって環境が回復不可能になったり,回復のために大きなコストがかかるような状態になることが多くなっている。同委員会は,こうした状況を踏まえ,環境保全と開発とを対立するものではなく調和させる「持続可能な開発」の概念を打出した。これは開発の基本的考え方として開発援助委員会 DACの「1990年代の開発援助」の主軸の一つとなった。持続可能な開発の実現のためには,環境政策だけでなく経済的手法,ライフスタイル,技術開発など課題も多く,90年代の最重要課題の一つともなっている。

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百科事典マイペディアの解説

持続可能な開発【じぞくかのうなかいはつ】

持続可能な発展

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大辞林 第三版の解説

じぞくかのうなかいはつ【持続可能な開発】

将来の環境や次世代の利益を損なわない範囲内で社会発展をすすめようとする理念。1987年 WCED が提唱。維持可能な発展。サステイナブル-ディベロップメント。

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世界大百科事典内の持続可能な開発の言及

【国連環境開発会議】より

…地球温暖化,オゾン層の破壊,森林の減少,砂漠化,生物多様性の保全の危機など,地球環境問題が国境を超えた課題であるとの認識はもちろん,先進国,開発途上国の別を超えて共通に対策を講じなくてはならないという認識の深まりをうけて,以後の全世界的な具体的な取組みの再出発点となった。 この会議で確認され,その後の環境問題への取組みの基調となる概念は〈持続可能な開発sustainable development〉であった。これは,1987年〈環境と開発に関する世界委員会(WCED)〉が《地球の未来を守るために》(《我ら共有の未来Our Common Future》)と題する最終報告書で公表した考え方で,同報告書ではこれを〈将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく,今日の世代のニーズを満たすような開発〉と説明している。…

※「持続可能な開発」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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